プロとしての仕事をするということ。
これは常に自分自身の持っているテーマです。
前回のブログで物件の契約破棄の内容がありましたが、そのことについて先日、不動産会社社長さんと話しをしてきました。
驚くことに第一声は
『今回の件は同情いたします』『残念でしたねー』
でした。僕の予想とは全く異なり、一瞬困惑しましたが、この刹那にここからの時間は無意味になるかもしれない。そう思いました。
はっきり言ってしまえば、別にお偉いさんと話そうが何しようが今回の案件が好転することはないとわかっていました。
ただ、それでも社長を引っ張り出したのは単純に『学ぶ』ということをしようと思ったから。
不動産会社はこういう問題にどう向き合うのだろう?どういう言い回しで納得させてくれるのか?
と。
しかし出てくる言葉は『本当に同情しますよー』という聞き飽きたセリフと『こういったケースは珍しいですが、あることなんですよ』ということばかり。
資料をまとめていき、損害を提示し、ミスを決定的証拠にできる文面のやりとりを持って行きましたが‥結論としては全くの無駄な時間になりました。
とても印象に残っているセリフとしては
『契約書にハンコを押しているわけでなければ、申込書や口約束ではこう言った話合いは何にもならない』
『わたしは申し訳ないとは言いたくない』
こういったケースはあるからと。
この言葉に関しては『すごいなー』と思いました。全然いい意味じゃなくて。
信頼をして任せたという僕の気持ちとは裏腹に、社員は隣でうつむきミスに謝罪を繰り返し、社長は隣で一切謝罪はしないと。別に謝罪を求めて行ったわけではないのでいいのですが。
まあ、余裕でわかっていたと思います。
弁護士呼んでもいいよ?費用と時間がかかるだけだよ?
ということが。
いち個人が会社相手に勝負するのは基本デメリットしかないから。
感情が顔に出た時点で僕にとっての話し合いは終わりました。

今回改めて思ったことは
『プロをしての仕事をしないと相手を失望させる』
ということ。当たり前だが、それを再認識できたのは良かった。
明日からより強い気持ちを持って仕事ができる。
それが唯一の僕にとっての収穫。
明日からは一つずつ積み上げていくことしかできないので、また笑顔でいいテナントを見つけたと言えるように邁進します!!!
これからもよろしくお願いします!